成長著しい東南アジアの活用
第三回:いつもエネルギッシュに己の力の120%を出し切る
株式会社ジェクシード 顧問   伊東 正行

本日は、私が三菱東京UFJ銀行で、CS(Customer Satisfaction、お客さま満足度)・ES(Employee Satisfaction、社員満足度)向上プロジェクトを担当させてもらっていた10数年前から色々とお世話になり、現在でも折に触れて示唆に富むお話や情報を頂いている大久保寛司氏の著書『考えて見る(出版元は文屋)』から、私にとっての珠玉の言葉のいくつかをご紹介したいと思います。

大久保氏は2000年まで日本IBMのCS部長をなさり、その後独立して「人と経営研究所」を設立され、北川正恭知事時代の三重県のお客さま本位の県政改革をはじめ様々な企業・学校・病院・自治体のCS・ES向上に貢献なさり、現在も日々東奔西走のご活躍を続けておられる方です。

今回は、いつもエネルギッシュに己の力の120%を出し切る形で、日々の仕事に邁進しておられるジェクシード社の皆さんに私なりのエールを送らせてもらうつもりで、次の2つの詞(ことば)を前掲の大久保氏の著書から引用させて頂きます。

【以下、引用はじめ】

1. よいと思うことは 断じて進めよう

何もしなければ あまり人からは非難はされないでしょう
何かをすれば 必ず何かしら非難めいたことを言う人はいるものです
他人のたった一言に心を奪われ せっかくのよいことを止めるべきではありません
しょせん 出る杭は打たれるものです  よくも悪くも 人は他人の言葉に動かされます
ほめられれば どんな人でもうれしく感じますし
どんな立派なえらいひとでも やはり 否定されるのはおもしろくないものでしょう
人は相手の全体を見て評価するのは得意ではありません
どれだけすばらしいことをしている人でも たった一つの欠点が表に出てくると
そこだけを取り上げてやたらと非難する人がいるものです
その人の仕事の全体を見て測るべきです  言う側より 言われる側になることです
その方がずっとすばらしいことです
非難している側には 心の奥底で相手を嫉妬していることが多いようです
すなわち 心で負けているわけです
言われる側になる方が 簡単ではありません
目立つ行動も ときに必要かもしれません

2. 自分はどこに

死ぬほどがんばれと 言う人がいる
がんばらなくてもよいと 言う人がいる
努力が大切だと 言う人がいる
そのままでよいと 言う人がいる
なんとしてもやり遂げろと 言う人がいる
無理をしなくてよいと 言う人がいる
どちらも正しい
何もしてきていない人は やはり必死の努力が必要
がんばりつづけた人は 少しゆっくり止まってみる
自分がどんな生き方をしてきたか 自分が今どの段階にいるか
それによって 適切に選択することだ

【以上 引用おわり】

3. 立ち止まる勇気と強い信念

人生、時には立ち止まる勇気も必要かもしれません。立ち止まることで、かえって今まで見えなかったものが見えてくることがあるものです。そしてまた自信を持って進んでゆけたら素晴らしいですね。
「自分が良いと信じたことは、外野からどう思われようと、強い信念を持って進めてゆく意志の強さ。」
「走り続けている人こそ、時には立ち止まって、自分の置かれている状況を冷静に見極めること。」
この2つをうまくやることが、予算の達成やコンスタントな好業績への一番の近道の様に、私には思えるのです。
皆さんはどう思われますか。